ゆずらぼ

オセロニアについて書いてます。何かあれば@yuzuuuu33まで

竜クローマを諦めない

先日、オセロニア情報局より以下のような動画が公開されました。

youtu.be

内容を簡単に要約すると、クローマ登場からの20日間におけるクラスマッチで、もっとも使用率の低かった属性は竜ですよ、ということです。知ってました。実際に数字にも表れているように、永続ハヌマーンのスキルを持つ神、呪いスキルを持つ魔属性の二つが強力であることは明白です。

私個人のお話をすると、クローマ登場時、神か魔を使ってみたいなぁ〜という軽い気持ちでガチャを引いたところ、なぜか竜がスキルマで出てしまいました。スライドさせるのも勿体無い、どうにかして竜クローマを活かしてあげることはできないか。そんな思いから、彼女のためのデッキ作成をしようという考えに至りました。

それでは、今回の主役にご登場していただきましょう。

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竜クローマの最大の特徴は、2倍のバフをかけられる時限スキルにあります。近頃の運営様は竜を長期戦に特化させたいらしく、時限バフやチャージといったスキルを持った駒を頻繁に送り出している印象です。これだけ公式に猛プッシュされているにも関わらず、全く日の目を見ないのは変じゃないか。勝手な先入観で、長期戦を竜で戦うのは圧倒的不利と決めつけていないか。少し話が逸れましたが、私なりに考える時限バフの利点は、1ターンのうちに大ダメージを与えてHPを削りきれることにあります。私の大好きな『アイカツスターズ!』の白銀リリィさんの言葉を借りれば「このひとときに、魂を込めて」です。神や混合を相手にしていると、どうしてもエンデガやヴィクトリアが飛んでこないか、ハーピストのコンボが発動してしまわないか、と相手の残りHPを気にしなければなりません。大ダメージを与えて倒す、すなわち反撃を受けないという点で、根拠が弱いような気もしますが、他デッキとの差別化と計れるのではないでしょうか。

そんなこんなで、私が普段コロシアムなどで使っているデッキがこちらです。

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竜クローマをリーダーに据え最短で端に設置、コンボルートを確保しつつバフをかけ、スキルの発動する設置後4ターン目に大ダメージを与えフィニッシュします。盤面が長引いてしまうため、HPが高めの駒を多く採用しています。S4編成にしているのはルキア対策の意味が込められているのですが、詳細は後述します。以下、駒ごとの当デッキにおける役割を解説していきます。

  • 《リーダー》竜クローマ

言わずと知れた当デッキの主役です。今回は彼女のスキルを活かすことを目的としたデッキであるため、レジェやデネヴはリーダーに採用していません。スキルの強みは上記の通りです。コンボスキルですが、こちらが後攻で相手のX打ちを受けた後、つまり3手目に設置したとしても、その4ターン後における盤面の駒の総数は17なので、発動条件を満たすのは厳しいと思われます。そのため、相手が隣に駒を付けてきたとしても、コンボルートを確証するものではないので注意が必要です。

立ち回りとしては、先手後手ともに最短、つまり2手目に端に設置することが理想です。相手の戦法や最大HPによって、時にはクローマを捨てて速攻、または堅実な試合運びを心がけるといった、臨機応変な対応が必要とされます。

  • 《バフ、時限バフ》フリューコーダ、イモードラ、サマーアルン、呂蒙、闘化アラジンランプ

竜クローマの時限スキル発動時にバフをかけていく駒です。HPが高めで、かつコンボスキルが優秀な駒を採用しています。立ち回りとしては、コンボルートを確保しつつ、できればひっくり返されない場所に置くことが理想です。前者を取るか後者を取るかは、その場に合わせての判断が必要とされます。

フリューコーダとイモードラは、1ターン後に1.3倍のバフをもたらします。どちらも優秀ですが、コンボスキルに多少の差があります。フリューコーダはHPが60%以下の時のみ発動しますが、回復耐久やデバフが相手のとき以外、ほとんど条件を満たすため使い勝手が良いです。それに対し、イモードラは2枚以上ひっくり返せる時のみ発動するため、設置する際はフィニッシュで返せる枚数に注意が必要です。

サマーアルンと呂蒙は2ターンの間1.3倍のバフをもたらします。呂蒙はスキルの発動条件に、サマーアルンはコンボスキルの発動条件に注意が必要です。

闘化アラジンランプは優秀な召喚スキルを持った駒です。1ターン後に1.2倍のバフをかけるも良し、コンボルートを確保するも良し、トリッキーで非常に使い勝手が良い駒です。本体のコンボスキルは、イモードラに同じく2枚以上ひっくり返す必要があるため注意が必要です。

代替駒としてはファウルーナ、進化アラジンランプなどが考えられます。ともに2ターン後にバフをかけるスキルと優秀なコンボスキルを持った駒です。ファウルーナですが、HPも高く非常に優秀なのですが、ルキアに釣られてしまう可能性があるのと、私が持っていないという2つの理由から採用していません。進化アラジンランプは時限スキルを持っているにも関わらずHPが若干低めなのが難点ですが、十分に採用可能だと思います。

  • 《コンボバフ》牙刀、ファイアドレイク(いずれも闘化)

いずれもHPが高く、コンボスキルで最大2倍を出せるのが強みです。スキルを気にせず積極的にX打ちしていくことで強みが活きてくると思います。アルンをこの枠で採用するのも十分アリかと。

  • 《オーラバフ》闘化サマーデネヴ

リーダーを2手目に出せることにより序盤の手駒事故が起こりにくいため、できる限り活用したい枠です。私はランドタイラント(以下ランタイと表記)を持っていないため今回はサマーデネヴのみを採用しましたが、ランタイを持っていれば併せて採用するのが望ましいです。しかし、1.3倍のバフをもたらす闘化版は、ステータスが低いためルキアによって釣られる可能性が否めません。倍率は多少劣りますが、ステータスに優れた進化版を採用したいところです。

  • 《フィニッシャー》アムルガル、張飛、忍竜

クローマの時限スキルが発動するまでに手駒に収めたいですね。

アムルガルは言うまでもありません。手駒にフィニッシャーが重複してしまった場合は、コンボ要員として用いるのも一策です。

張飛はチャージスキルを持ったフィニッシャーです。序盤に引けないと高火力を出すのが難しいですが、3倍まで持っていくことができれば、与ダメージはアムルガルを上回ります。張飛を入れることの最大の利点は、クローマの時限スキル発動時に相手がルキアを出してきた場合、それを逆利用できるということにあります。張飛のATKは1220と当デッキで採用している駒の中で最も低く、あの害悪駒で流れが断ち切られるのを防ぐことができます。言ってしまえば、相手を驚かせるための一芸(そもそものデッキコンセプトがそうかもしれないが)です。ルキア対策を捨てれば、ファウルーナや闘化ランタイを採用してデッキの幅を広げることもできるため、どちらを取るかはプレイヤー次第といったところです。

忍竜はA駒にも関わらず高火力を出すことができ、なおかつHPも高いため採用しました。魔相手の場合コンボ要員としても運用可能ですが、代償が痛手となるため残りHPと相談しながら打つようにしましょう。

貫通スキルが欲しい場合はベルーガを入れても良さそうです。チャージ駒ですが、静音は効率が悪く、闘化ミューニは2枚返しを満たさない場合が時々見られるため、採用を見送りました。強駒で新たに追加されたグランティスは、初動2倍と序盤から高火力が見込めるため、十分採用可能です。

  • 《その他》クロリス、マギラ、ヤンドーラ、ラーニ

完全な理想形を追い求めるには私の所持駒では限界があるため、穴埋めという形で採用した枠です。クロリス、マギラはともに速攻デッキでも活躍する第一線級の駒で、かつマギラは当デッキ唯一の貫通スキル持ちです。ヤンドーラはステータスの高さとトリッキーなスキルが持ち味の駒です。オセロニアを始めたばかりの頃にパメラちゃんを愛用していたのですが、彼女の亜種といった感じで使っていてとても楽しいです。うまくいけばコンボスキルによる回復も見込めるため、長期戦にはもってこいの駒と言えるでしょう。ラーニはアズリエル対策の意味が大きいですが、コンボスキルが最大1.8倍とこちらも非常に優秀です。上記のヤンドーラによる回復をアンデッドしてしまわないよう注意が必要です。

バトルコインに余裕がある方は、ハピアちゃんを採用しても面白いと思います。元々が博打デッキなので、運要素マシマシになってとても楽しそうですね。

 

さて、ここまでポジティブな面ばかりを紹介してきましたが、ご賢明な皆様なら当デッキの脆さに十分に気づいているはずです。あまり人には教えてくないですが、以下、当デッキの克服すべき課題を簡単に記しておきます。

まず、X打ちに滅法弱いという点が挙げられます。当デッキの要であるクローマの設置が遅れるだけでなく、ただでさえ少ない最大HPに序盤から大ダメージを叩き込まれると、単純なダメージレースで敗北してしまいます。竜速攻が相手のときなどは論外です。序盤でこちらがオーラバフを引くことができた場合はそこそこ対等に戦うことができますが、完全に引き運に左右されてしまいます(先ほど手駒事故が少ないといった記述をしたような気もするが)。ここで冒頭で紹介した動画の話に戻るのですが、竜クローマがクラスマッチで使われない理由の一つに、竜速攻に弱いという点が挙げられると思います。同属性デッキに弱いという点が解消されない限り使用率は上がらないと思うので、何かしらの速攻メタ駒が欲しいです。あと、全属性HP↑ATK↓みたいな日があったら、竜クローマが活きてくるんじゃないでしょうか(実際にあったらごめんなさい)。

次に、これは竜速攻にも共通することですが、アヌビスやデバフで機能停止します。これはあまり大きな声では言えないのですが、アヌビスを使う人は変わり者だと思ってます。デバフですが、ヒアソフィアは言うまでもなく、テラーナイトやオーフェルが結構刺さります。普段であれば1000が600、2000が1400とまぁそう大したことはないと思いますが、一撃必殺デッキではスケールが違います。20000のダメージが14000になるって、そりゃ回復耐久の最終兵器、イシスの回復量にも引けを取らないなぁという話です。また、強力な貫通駒を採用していないため、マクスや進化メイファで止まってしまう可能性もあります。こちらは対策可能ですが、デバフは対策のしようがありません。唯一の取り柄がルキア対策のため、相手が張飛を釣ってきたときには、その喜びも一入です。

 

初のデッキ紹介でしたが、普段オセロニアをプレイする上で考えていることなどを交えつつ、言いたいことはなんとなく言えた気がします。要約すると

みんな、時限バフとチャージを使おう!

ということになります。YouTubeなどで配信されてる方々には頭が上がらないのですが、こうして文字に起こしてじっくりと読むことができるのもまた一興かなと思ったりしてるので、みんな、デッキ紹介の記事を書こう!